副業でなく複業、パラレルワークではなくポートフォリオワークにこだわる理由

先日、キリンホールディングスから副業解禁が発表されました。中小企業診断士の資格に直接言及している点も特徴的で、今後診断士などの資格を活かした副業(複業)はますます広まっていくのではと思いますし、そう期待しています。

各社のプレスリリースにも「副業」とある通り、一般的には「副業」という言葉が使われます。

一方、pfworkでは「副業」ではなく「複業」、「パラレルワーク」「パラレルキャリア」ではなく「ポートフォリオワーク」という言葉にこだわっています。

今回はその理由について書いていきたいと思います。

「副業」ではなく「複業」の理由

副業という言葉を使う場合、どうしても「ついで」「サブ」のニュアンスが含まれてしまうように思います。「隙間時間に副業でお小遣いを稼ぐ!」という広告を見かけたことのある人も多いのではないでしょうか。

もちろん「副業を本気でやっている」という方もいらっしゃると思いますし、副業には副業のよさがあるとも思っています。ただ、どうしても「本業の傍らで、ついでに副収入を稼ぐこと」が主目的になるケースが多いと感じています。

一方、複業の場合は、ついで・サブという位置づけではなく、ある意味すべてが「本業」です。プロとして価値を提供していくことに重きを置いています。

そして「稼ぐこと」は結果であり、「スキルアップの機会」「エンプロイアビリティ向上」「新たなネットワークの構築」「主体性の醸成」「本当にやりたいことへの挑戦」「社会貢献」など、お金を稼ぐプロセスの中にこそ本来の目的があります。

さらに、仕事を複数かけもつことで、一方の仕事の中で得たものをもう一方の仕事に還元する。そんな相乗効果を生んでいくことも、複業の醍醐味だと考えています。相乗効果によって仕事のクオリティを高めていくことで、より主体的に仕事を楽しめるようになるのでは、とも思っています。

これが、pfworkが「副業」ではなく「複業」にこだわる主な理由です。

「パラレルワーク」ではなく「ポートフォリオワーク」の理由

「パラレルワーク」も、複数の仕事を並行して行うという意味において、いわゆる「複業」を指していると思います。

そのうえで、なぜ「ポートフォリオワーク」にこだわるのか。それは、「仕事を組み合わせる」ことに意味がある点を、より強調してくれる言葉だと感じているからです。

「ポートフォリオ」という言葉は、資産運用の場面でよく用いられます。自身の目的に合ったリターンを得られるよう、特徴の異なる複数の金融商品を組み合わせる、という考え方です。

この考え方は、これからの仕事においても重要になると思います。

複数の仕事を組み合わせることで、ひとつの仕事だけに絞る以上の相乗効果を得て、自分の目的、目標を達成していく。

「ポートフォリオワーク」は、このニュアンスが最も伝わりやすい言葉ではないでしょうか。

「pfwork」の由来の一部にもなっており、「ポートフォリオワーク」という言葉には思い入れも強いです。

終わりに|複業とポートフォリオワーク

今回は、「複業」、そして「ポートフォリオワーク」という言葉にこだわる理由についてまとめました。

あくまでひとつの考え方であり、「副業」や「パラレルワーク」「パラレルキャリア」という言葉に比べて、「複業」「ポートフォリオワーク」が優れているということでは決してありません。

pfworkが求めるもの・提供したい価値に対して、よりしっくりくるのが「複業」であり「ポートフォリオワーク」である、ということです。

「複業」というカテゴリーの記事もこれから充実させていきたいと思いますので、あわせてお読みいただけると幸いです。

なお、pfworkは「複業・副業の始め方ブログ」も運営しています。pfworkとして蓄積した複業のノウハウをまとめることで、「複業を始めたい人」や「最近始めた人」に役立つ情報を提供したいと思っています。複業・副業に関心がある方は、ぜひ「複業・副業の始め方ブログ」もチェックしてみてください。

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