中小企業診断士登録が完了しました
この7月、正式に中小企業診断士として登録いたしました
2020年7月1日付けで、私の中小企業診断士としての登録が正式に完了しました。
経営支援・プロジェクト支援を通して貢献し続けられるよう、この資格も活かしながら、継続して研鑽を積んでいきたいと思います。
この「中小企業診断士」は経営コンサルタントを認定する唯一の国家資格であり、ビジネス関連資格として人気ではありますが、世間での知名度が高いかというと、残念ながら必ずしもそうとはいえません。
とはいえ、中小企業診断士という資格には、意味も、メリットも十分にあると私は考えています。
無事登録が完了した節目でもあり、いい機会だと思いますので、今回はその点について書きたいと思います。
「中小企業診断士」という資格の意味・メリット
実は、中小企業診断士には独占業務がありません。「中小企業診断士としての仕事」は厳密にいうと存在せず、活動は多岐にわたります。そのため、外からは何をしているか見えにくい資格でもあります。
ではこの資格に意味がないかというと、先述の通り、個人的にはそうは思いません。意味もメリットもあると考えています。
まず、中小企業診断士の資格を保持していることは、「ビジネスにおいて役立つ知識を、広い範囲で保持していること」の証左になると思っています。
中小企業診断士試験では、1次試験にて経済学経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論、運営管理、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・政策についての知識が問われ、また2次試験では、1次試験の知識を前提として、組織・人事、マーケティング・流通、生産・技術、財務・会計についての応用力が試されます。これらの試験を突破する中で、必然的に経営全般の知識を得ることができます。
また、「ビジネスパーソンとして向上したいという意思、学ぼうとする姿勢を持っていること」を示す資格でもあると思います。
中小企業診断士は、学びに相応の時間をかけなければ取得できない資格でもあります。日中は仕事に追われ忙しい中であっても、なんとか時間をつくり、学び続けようとする姿勢自体、ビジネスにおいて不可欠でしょう。もちろん、中小企業診断士の勉強である必要性はありませんが、経営・ビジネススキルを高めたい人が目指すひとつの選択肢としては、大いにありだと思います。
最後に、私がこの資格の最も大きいメリットだと感じているのは、学びや刺激となる機会に恵まれる、ということです。
中小企業診断士は横のつながりが強く、研究会なども盛んで、取得後にも学べる場が多くあります。その場では、多種多様なバックボーンを持ち、かつビジネスパーソンとして貢献したい・活躍したいと考える人たちと関係を深めることが可能です。ひとつの会社に勤めるだけでは知りえない世界や考え方に触れられることは、自身の幅を広げられるいい機会だと思います。
実際、中小企業診断士と知り合って一緒にプロジェクトを進める中で、自身のスキルアップにつながる実感もありました。
中小企業診断士の資格は「どう活かしていくか」が問われる
学ぶだけで満足するのではなく、そこで得たものをもとに「いかに社会に価値を生みだしていくか」が重要なのはいうまでもありません。
企業内診断士として勤務先に貢献するのもひとつですし、経営コンサルタントとして企業支援をしていくのもひとつです。貢献し続けるために、ネットワークを活用して研鑽を積んでいくことも必要でしょう。
私自身、中小企業診断士は複業とも相性がいい資格だと思っているので、上記すべてを実現しながら相乗効果を生んでいくことも可能だと信じています。
pfworkは、必ずしも「中小企業診断士」としての活動だけにこだわっているわけではありません。ただ、企業支援やプロジェクト支援を行った結果として、中小企業診断士のプレゼンス向上にもつなげられればという想いも大切にしながら、精力的に取り組んでいきたいと思います。